平成18年11月19日(日)
東京都杉並にある、日通自動車学校で「全日本学生フィギア大会」が開催されました。
開会式の始まる前から雲行きが怪しく、何時降り出してもおかしくない状況の中で今年の全日本戦最後のフィギアが始まりました。
ここまで総合ポイント1位の「千葉工業大学」が先日の特訓の成果を出し、苦手のフィギアを克服して総合杯の栄誉に輝くか、ポイント2位につけて虎視眈々と総合杯を狙っている「中央大学」が、一発逆転を目指して、ひそかに千葉の白浜で行った強化合宿の結果を出せるか、フィギアの王者中央大学と10年以上もフィギアを忘れていた千葉工大の「全日総合杯」を掛けた一騎打ちです。
*千葉工大はフィギアで完走し35ポイント以上取れば確定で、中央大学は優勝して100ポイントをとる事が絶対条件です。
(OBの皆さまにはすみませんが、今は千葉工大だけでなく加盟校の半数以上にとって、完走する事さえ難しい事になっています)
全日本学生自動車連盟会長の中央大学経済学部「長谷川聰哲教授」の開会宣言の下でいよいよフィギアが始まりました。
競技種目は
小型貨物(2トントラック三菱キャンター)A、B 2種目 。
小型乗用(トヨタベルタ1300)A、B 2種目の計4種目です。
千葉工大は、小型貨物Aに下村君、Bには大野君が出走しました。
小型乗用Aに菅原君、Bには高井君が出走しました。
応援に堀内部長先生、村上監督、吉田OB会長、桑原OB、扇谷OB、小野OBが駆けつけてくれました。
長谷川会長挨拶
いよいよ競技が始まります。
各大学のOB・OGも雨の中大勢駆けつけて来ました。
小型貨物部門はタイムオーバーが続出!
千葉工大トップバーターの下村君もゴール直前のクランクの中で、笛を吹かれてしまいました。
その後、小型乗用部門で菅原君・高井君が降り出した雨の中必死に頑張り、何とかゴール。同乗減点もかなりありましたが、ポイントゲットです。
最後の自称エースの大野君、特訓の時と同じハンドリングが出来るか?
仕事の都合で、途中で帰った吉田OB会長から電話で指示が来ました。「残り3分で応援団全員で拍手して、大野君には何がなんでもゴールさせろ」です。腕が棒になっていても根性でハンドルを回させろと言う事です。
吉田会長の激が効いて、大野君は残り1秒でゴールに飛び込み、ふらふらになりながらうれしそうに車から降りてきました。
結果は4人中3人が完走し、成績としてはあまり威張れない成績ですが、今回は何がなんでも完走して全日ポイントゲットが目標です。中央大学は優勝目指して必死に頑張りましたが、プレッシャーと雨の為ラインが良く見えなかった様子で、かなりの脱・接が有り、結果は8位に終り逆転ならずです。
春の全関東フィギアから始まった今年の「千葉工業大学自動車部」の戦いは、「全日本戦」に入り、夏の「全日ダート」総合優勝と「全日ジムカーナ」総合2位に続いて今回の「全日フィギア」ポイントゲットで、ついに「全日本学生自動車連盟」加盟校121校の頂点に立つことが出来ました。
4年間の学生生活のすばらしい思い出として部員たちは一生忘れないと思います。
この快挙は選手とそれを必死に支えた部員たち全員の力と、それを指導してくれたOBの皆さんの総合力の成果だと思います。
又、応援してくれました、全国のOBの皆さん大変ありがとうございました。
先日のOB総会で約束した「優勝祝賀会」をこれから企画します。
その時はご都合の付くOBの皆さんは全員参加していただいて、皆で祝福してやっていただきたいと思っています。
それまでには新しい「部旗」も用意して、「部旗」の贈呈式も同時に行う予定です。